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メルマガとは?配信の基礎知識・効果的な作り方と成功事例

メルマガとは?配信の基礎知識・効果的な作り方と成功事例

顧客や会員に向けた情報配信に用いられるメルマガ(メールマガジン)。お知らせやコンテンツ、クーポンなど内容は多岐にわたり、現在も効果的なマーケティング手法として多くの企業に用いられています。

メルマガの配信方法や形式にはいくつか種類があり、それぞれメリットとデメリットがあります。本記事ではメルマガの基礎知識やメリットやデメリットだけでなく、2026年の最新トレンドをご紹介します。ぜひ施策の企画立案にお役立てください。

メルマガとは

メールマガジンを説明した図

メルマガとは「メールマガジン」の略語で、企業などが顧客や会員に対して一斉配信するメールのことです。主に読者にとって役立つコンテンツやクーポンなどのお得な情報が盛り込まれ、メールマーケティングの手法の1つとして活用されています。

メルマガはもう古い?2026年現在の効果について

メルマガは時代遅れの手法といわれることもあります。その理由には、コミュニケーション手段が多様化したことが挙げられるでしょう。チャットツールやSNSなどの台頭により、メールはコミュニケーションや情報発信の中心ではなくなりました。

とはいえ、現在もメルマガ配信を継続し、成果をあげている企業は少なくありません。実際に株式会社ベンチマークジャパンによる最新の調査結果では、20~60代のうち約65.5%が最低1通以上のメルマガを受信していると回答しました。特に、年齢層が高いほど購読率も高くなっています。

世代別のメルマガ購読状況を表した図

また、約80%〜90%の回答者からメルマガが商品の購入やお店の予約のきっかけになるという回答が得られました。これはSNSなどと比較しても高い水準になっており、メルマガは2026年現在でも高い効果が期待できる手法であるといえるでしょう。

メールマガジン購読状況調査の棒グラフ

出典:株式会社ベンチマークジャパン「メールマガジン購読状況調査 2026年度版」
https://www.benchmarkemail.com/jp/blog/newslettersurvey2026/

メルマガの役割と目的

メルマガの役割は情報提供から見込み顧客や顧客との接点を創出することにあります。提供している情報に読者が価値を感じれば、自社への信頼性を高めることにもつながるでしょう。

メルマガを配信する目的は認知獲得やイベント集客、購買意欲の醸成など様々なものを設定できます。メルマガ内に設置した最新情報やキャンペーンなどのリンクからWebサイトやSNSなどに遷移してもらったり、イベントへの参加を募集したりできます。あるいはトレンドや業界情報などの配信から、関連する自社のサービス・商品への興味を引き出すことも可能です。

メリット・デメリット

メルマガのメリットは低コストで運用できる点にあります。定期的なメルマガ配信を通じて顧客との関係を深めたり、顧客の購買意欲を高めたりすることができます。特に、見込み顧客に対して企業側から積極的にアプローチするプッシュ型施策に有効な手段です。

一方で、開封してもらえなかったり、迷惑メールと認識されてしまったりするデメリットもあります。配信のタイミングや件名、メール本文で工夫しながら開封率やクリック率、メルマガ解除率を分析しながら運用しましょう。

メリットデメリット

・低コストで運用可能
・顧客との関係を深められる
・顧客の購買意欲を高める
・最新・必要な情報の通達
・プッシュ型施策に有効
・効果測定が可能
・メールアドレス登録のハードルが高い
・開封してもらえない場合がある
・迷惑メールと認識される場合がある
・コンテンツを継続的に作る必要がある

有料メルマガと無料メルマガの違い

有料メルマガとは、読者が料金を払うことで受信できるメルマガです。定期購読者しか得られない貴重性の高いノウハウや情報が配信されます。売上だけではなく、メルマガ配信によるファンとの関係性を深めるために運用されるケースも多いです。

一方、無料メルマガの購読には費用が発生しません。有料メルマガとは異なり、主に見込み顧客の獲得や育成などマーケティング戦略の一部として活用されます。

メルマガの配信方法と注意点

メルマガ配信は、メルマガ配信システムやMA(マーケティングオートメーション)ツールなどを用いたりする方法が主流です。

配信方法

メルマガの具体的な配信方法には、以下のようなものが挙げられます。

メルマガ配信
システム
あらかじめ登録したメールアドレス宛に、システム上からメルマガを一斉配信できるシステム。具体的な機能はシステムによって異なるが、たとえば予約配信や効果測定なども行える。
MAツールマーケティングを自動化するMAツールにはメール配信機能が備わっており、これを用いることでメルマガの配信が可能。Webでの行動履歴によるセグメントやターゲティング、Web接客などの機能も備わっており、メルマガと併せてOne To One施策を実施できるのが魅力。
メールソフトでのBCC送信通常使用しているメーラーから、複数のメールアドレス宛に一斉配信が可能。受信者には、各送信先のメールアドレスは公開されない。別途システムを導入する必要がなく、最も手軽な手段。


メルマガの配信先が少なく、まずは手軽に取り組みたい場合にはメールソフトでのBCC送信が良いでしょう。ただし、配信先のメールアドレスをTOやCCに入力すると、受信者同士にメールアドレスが表示され、情報漏えいにつながります。複数の宛先に一斉送信する場合は、配信先のメールアドレスをTOやCCに入力しないよう徹底しましょう。また、配信先の環境によってはスパムとして扱われ、相手に読んでもらえない可能性もあります。

一方、ある程度の頻度・数でメルマガを配信し、開封率などの効果測定も行いたいなら、メルマガ配信システムの活用が良いかもしれません。専門的な知識を必要とせず、配信におけるミスなども発生しにくくなります。

メルマガの効果を最大化させたいのであれば、MAツールが適するでしょう。MAツールはシステム内の顧客情報に基づき、各顧客に合わせたメルマガの配信が行えます。もちろん開封率のほか、メルマガ内のリンクをクリックした後の行動まで細かな効果測定が可能です。

メルマガ配信システムやMAツールの比較、導入の費用感については、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:メルマガ・メール配信システム10社比較と選び方
MAとは?機能や役割、活用方法や注意点をわかりやすく紹介

形式

メルマガには、「テキストメール」と「HTMLメール」という2つの形式があります。それぞれの特徴を理解し、自社の目的等に合った形式を選びましょう。

テキスト
メール
テキストのみを使用でき、画像や動画、デザイン書式、ハイパーリンクなどは使用できない。メルマガ内に記載されたURLが直接相手に見えてしまうデメリットがあるが、ファイルサイズが小さいため環境を選ばず受信しやすい点がメリット。
HTMLメール画像や動画の挿入、デザイン書式などが使用できる。視覚的に訴えやすく、ハイパーリンクによって相手にURLを直接見せずに設置することが可能。ただし、相手の環境によって表示されなかったり、表示まで時間を要したりすることがある。
テキストメールとHTMLメールの違いを説明した図

テキストメールとHTMLメールを比較すると、視覚的により強く訴求したり、配信後の効果測定を行ったりする際にはHTMLメールが適しています。ただし、受信者の環境によっては、表示崩れなどの問題が発生する場合がある点に注意してください。

セミナーやイベントの案内など、受信環境に左右されず確実に内容を伝えたい場合は、テキストメールを活用するとよいでしょう。

一方、不特定多数の見込み顧客や読者に一斉配信するメルマガなら、訴求力の強いHTMLメールが適しています。効果測定を行えれば、その結果から改善を重ねてさらに有効なメルマガの配信施策の検討も可能です。

関連記事:HTML/テキストメールの違いとは?メリットデメリットや作り方・使い分け

注意点

メルマガ配信では、「同意を得ていない人への配信を行ってはいけない(オプトイン)」「配信停止できる機能を用意しておく(オプトアウト)」など法律で定められたルールがあります。特定電子メール法や個人情報保護法への理解も重要です。配信を始める前にしっかり学んでおきましょう。

特定電子メール法:https://www.dekyo.or.jp/soudan/contents/taisaku/1-2.html

個人情報保護法:https://www.ppc.go.jp/personalinfo/

関連記事:オプトアウトとは?2つの意味と具体例

メルマガ配信の流れと効果的な作り方

メルマガは、下の図のように企画し、作成・配信します。また、配信して終わりではなく、効果測定を行って数値改善にも取り組みましょう。

メルマガ配信の流れを説明した図

ステップ1. 企画

メルマガによってターゲットの態度変容や関係構築を目指すなら、「誰に」「いつ」「何のために」送るのかが成功の鍵になります。そのために、まずは明確なペルソナを設定しましょう。

もちろん配信内容は大切ですが、どれだけ有用な内容でも、送るタイミングを間違えば読んでもらえません。また、関係性の深まっていない相手にいきなりサービスや商品に関する内容を送れば、メルマガの購読を解除されてしまう可能性もあります。ペルソナの設定方法については、以下の記事も併せてご覧ください。

関連記事:ビジネスでの「ペルソナ」とは?具体例と作り方・無料テンプレート

ステップ2.配信リスト作成

メルマガを配信するには、まず配信先となるメールアドレスを集めなくてはなりません。収集方法には、以下のようなものが挙げられます。

  • Webサイトに設置したお問い合わせフォームや資料請求フォーム
  • メルマガ登録フォーム
  • 会員登録やサービス利用時の登録画面
  • セミナー、展示会、イベントでの申し込み
  • ECサイトでの購入時

配信先を増やすことだけを目的にせず、自社の商品やサービスに興味・関心のあるユーザーを集めることが重要です。興味・関心の薄いユーザーへメルマガを配信すると、開封率やクリック率が低下し、配信停止につながる可能性もあります。また、配信リストは定期的に管理・更新して最適化することが大切です。

関連記事:メルマガ登録フォームの作り方と登録率を高めるポイント

ステップ3.コンテンツ作成

コンテンツの内容によって、メルマガの開封率や理解度、そのあとのクリック率などは大きく異なります。

件名のつけ方

メルマガのタイトルは、開封率に大きく影響します。文字数は30文字前後で簡潔に、すぐメルマガの内容が理解できるように作成しましょう。4Uの原則に従い、適切なキーワードを含めることで読み手の関心を捉えやすくなります。

詳しいテクニックは下記記事で解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。

参考記事:【サンプル付き】メルマガ件名のテクニックを知って開封率UP!

内容の書き方

メルマガの本文には、最も訴求したいコンテンツを1つ用意します。もし他にも訴求したいものがあれば、優先順位を付けてサブコンテンツとして設置するようにしましょう。何もかも盛り込んだ長い文章では、最後まで読んでもらえません。内容を絞り込めば、メルマガへの理解度が高まります。

大切なのは、読者側の視点を持って作成することです。これが、メルマガを読んでもらえるかどうかの明暗を分けます。作成したメルマガを客観的に読み直してみるのも良いでしょう。メルマガの構成や書き方などは、以下の記事でも詳しく解説しておりますので参考にしてください。

参考記事:【例文つき】読まれやすいメルマガの書き方と注意点

装飾(デザイン)の使い方

メルマガの装飾には、メルマガ全体を読みやすくする効果があり、クリック率の向上が期待できます。

以下の記事でテンプレートをご用意していますので、ぜひ併せてご覧ください。

参考記事:今すぐ使えるメルマガ装飾テンプレートと開封率・クリック率を上げるポイント

ステップ4. 配信

配信方法やメールの形式を決め、メルマガを配信します。配信対象に応じた送信タイミングや頻度を決めて配信するようにしましょう。

配信の前には、メールのプレビューとテストを行い、レイアウト、リンク、スペルなどにミスがないかを確認しておくことが大切です。

ステップ5. 評価

以下の点を指標として、メルマガの効果を分析・評価します。

  • 開封率:メルマガがどれくらい開封されたか
  • クリック率:開封後、メルマガ内に設置されたリンクがどれくらいクリックされたか

特に開封率は、メルマガ配信における重要なKPIです。「開封率=(開封数 ÷ 有効配信数)×100%」で算出され、メールマーケティングツールを提供するGetResponse社の「2024 Email Marketing Benchmarks」によると、全世界におけるメルマガの平均開封率は39.64%といわれています。

そのため、これを下回る場合には、タイトルなどの見直しが必要となるでしょう。開封率を高めるためには、配信頻度や配信時間を見直すことも有効です。

出典:GetResponse「2024 Email Marketing Benchmarks」
https://www.getresponse.com/resources/reports/email-marketing-benchmarks

参考記事:メルマガ平均開封率と上げる施策
メールマーケティング(メルマガ)効果測定のやり方~指標と分析ステップ~

メルマガ運用の成功事例

実際にメルマガを運用し、大きな成果をあげた事例を2社ご紹介します。

メルマガ作成工数が最大1/6まで削減

株式会社エム・マーケティング様

株式会社エム・マーケティング様の事例写真

メルマガの重複配信などによる配信停止やクレーム、またコストに課題を抱えていたなかで、メルマガ配信システムの切り替えを検討。しかし、メール施策だけでなくWebサイトを訪れた匿名見込み顧客へのアプローチが可能な点に魅力を感じ、MAツール「SATORI」の導入を決めました。その結果、メルマガ作成の工数が最大1/6程度にまで減り、より多くの時間を他業務に割けるようになった事例です。

リンク:メルマガ作成工数が最大1/6まで削減! メール施策実行のために「SATORI」を選んだ理由とは

セグメントメールでメルマガ経由でのサイト訪問件数が 1.5倍以上増

株式会社ビッグビート様

株式会社ビッグビート様の事例写真

デジタルマーケティングの強化に向けてMAツール「SATORI」を導入し、主催イベントの集客施策としてメルマガ配信を実施。収集データを分析して実名見込み顧客をセグメントし、それぞれの興味に応じたメルマガを配信しました。その結果、メルマガ経由でイベント特設サイトへ訪問した件数が1.5倍以上も増加した事例です。

リンク: セグメントごとにメール内容を最適化した結果、 メルマガ経由でのサイト訪問件数が 1.5倍以上増加!

メルマガ配信・メールマーケティングならマーケティングオートメーション

メールを使ったコミュニケーションは、メルマガ以外にも存在します。ターゲットを絞って特別なメールを送る「ターゲティング(セグメント)メール」や、シナリオどおりに複数回メールを送る「ステップメール」、メルマガやWebサイトでの行動に合わせて自動送信される「リターゲティングメール」などがあります。

メールを使ったコミュニケーション方法を4つ説明した図

関連記事:メールマーケティングとは?種類・成功事例と効果的なやり方

メルマガ配信やメールマーケティングには、MAツールがとても有効です。メルマガのみならず、活用次第ではWebマーケティングの全般的な効率化につながります。MAツールの導入にご興味があれば、ぜひ下記の記事もご覧ください。

関連記事:マーケティングオートメーション(MA)で何ができるの?基本と機能・導入をわかりやすく解説

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